分散した拠点から情報やデータを迅速に戻すためには、サーバーやストレージ、ネットワークなどのITインフラを最適に運用し、遅延による情報フローのボトルネックが発生しないようにする必要があります。

エッジコンピューティングの導入には、データセンターと同様に複数のインフラ要素が必要で、これらの要素には、コンピュート、ストレージ、ラック、無停電電源装置（UPS）、冷却、高速ネットワークなどが含まれる場合があります。

エッジコンピューティングに関しては、次のような懸念が生じます。

• スペースの制約: 企業は、中央の拠点から離れた場所に包括的なデータセンターを設置することに懸念を抱くことがあります。スペース不足に起因する問題が発生する可能性があります。
• 専門的技術力: 企業は、リモートサイトでのエッジコンピューティングをサポートするための完全なソリューションを設計し、そのリスクアセスメントを実行し、それを導入するための運用ノウハウまたはIT部門がないことに懸念を示すことがあります。
• 導入が大変な環境: また、埃の多い場所や高温多湿の環境、専用電源やラック内冷却が必要な場所など、導入が困難な場所への導入を懸念する企業もあるかもしれません。

マイクロデータセンター（MDC）は、「オールインワン」のデータセンターインフラストラクチャソリューションを提供します。MDCは要件とサイトの制限を満たすようにサイズ設定され、構成済みのミニデータセンターとしてオンサイトに届きます。

現場のITスタッフは、MDCの導入後のメンテナンスがより簡単になり、将来のアドオン要件に対応するためのカスタマイズが可能になります。